蓄電池の種類|最新型がすごいことになっていた

蓄電池とは電力を充電して貯めておくことができる機器で、繰り返し使うことができるのが特徴です。蓄電池は車のバッテリーやノートパソコン、携帯電話などに使用されており、現代においては身近に溢れているものといってよいでしょう。

蓄電池には鉛蓄電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、NAS電池などといった種類があり、種類によって寿命や利用のされ方が異なります。例えば鉛蓄電池は自動車のバッテリーやバックアップ電源などに多く使用されており、その寿命は17年くらいといわれています。一方、リチウムイオン電池はモバイルのバッテリーなどに使用されており、今後需要拡大が予想されている蓄電池で、寿命は10年といわれています。

電力を確保することができるため、災害時の停電にも対応することができる、光熱費の節約ができるといったメリットから太陽光発電と蓄電池を組み合わせて利用することが多くなっていますが、家庭用として多く利用されている蓄電池にはリチウムイオン電池が使用されています。一言に家庭用蓄電池といってもサイズや貯めることができる電力量、そして機能はメーカーによって大きく異なります。そのため家庭用蓄電池の価格には幅があり90万円~160万円といったところです。

太陽光発電と蓄電池が組み合わせて利用されることが多くなっていることもあり、様々なタイプの蓄電池が登場しています。太陽光発電と蓄電池の利用は、導入費用がかかる、ダブル発電となって売電価格が下がってしまうなどの問題により以前は一部の企業が導入している限りでしたが、放電の切り替え機能が搭載された蓄電池が登場したことにより太陽光発電システムと組み合わせて利用してもダブル発電にならずに売電することができるようになっています。

また最近は、太陽光発電のパワーコンディショナと一体化ハイブリット蓄電池も登場しています。ハイブリット蓄電池はパワーコンディショナと一体化することによって省スペースを実現しているほか、電力変換時の電力ロスをおさえてより効率的に電力を利用することができることから、パワーコンディショナの買い替え時に選択する人が多いようです。 蓄電池の一番のネックは価格が高いということですが、米国のEVベンチャーTeslaによる100万円を下回る蓄電池が登場したり、停電時にはどこのコンセントからも電気を利用することができる蓄電池が登場するなど、需要の拡大により様々なタイプの蓄電池が登場しており、目的にあわせて利用することができます。

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