災害時に蓄電池がどれだけ活躍するかが分かる情報

災害が起こると、電気やガス、水道などのライフラインのトラブルが発生し、何日間も利用することができないといった事態となってしまうことがあります。近年、災害によって大きな被害が出ていることから、災害時のライフラインの確保を考える人も多くなっているようです。

電気については蓄電池を利用し災害時の電力を確保しようとする人も多くなっているといいます。災害によって電気が止まってしまっても蓄電池を充電しておけば停電時に電気製品が利用できます。さらに太陽光発電システムと蓄電池を併用すれば、太陽光発電システムによって昼間に発電し、昼間に使わなかった電力を蓄電池に貯めて夜間に利用することができます。
災害時にはスマホで家族や友達の安否を確認したいものですし、停電となれば冷蔵庫内の食料品が心配になります。しかし電気が使えればスマホの充電ができますし、冷蔵庫の食糧を腐らせずにすみます。
赤ちゃんや病気の方がいて医療器具を利用している家庭で電気を使うことができれば、赤ちゃんのミルクを作ったり、赤ちゃんをお風呂に入れることができますし、医療機器を利用することができます。オール電化の家庭であれば、災害による停電時でも、太陽光発電システムと蓄電池によって料理をすることも可能になります。

太陽光発電システムと蓄電池は相性がよく併用が可能ですが、蓄電池はメーカー、機種によって性能や機能が異なりますから導入する場合にはライフスタイルや災害時の必要な電力量などから選ぶことが大事です。
最近は太陽光発電システムのパワーコンディショナと蓄電池が一体化したハイブリッド蓄電池が販売されており、パワーコンディショナより電力の変換効率が良かったり、省スペースになることから人気になっています。

太陽光発電システムで作り出した電力は、直流電気のため、それを住宅内で使用するためには、交流電気に変換する必要があります。しかし、直流電気を交流電気に変換する際には変換ロスが生じてしまいます。
しかし、パワーコンディショナと蓄電池が一体化したハイブリット蓄電池は直流電気を交流電気に変換することなく蓄電できるため、パワーコンディショナよりも変換効率がよくなっているのです。災害時には、少しでも多く電力を確保することが大事ですから、より変換効率がよいハイブリット蓄電池を選ぶ人が多くなっているのです。

ハイブリット蓄電池では突然の停電が起こらないように、設定した蓄電残量になると放電を停止したり、停電時に使用する電気製品をあらかじめ設定しておくことができる機能を有しているものもあるため、選ぶときは必要な機能があるかどうかも確認しましょう。

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