家庭によりますが生活費の中で電気料金が占める割合は少なくはないでしょう。そのため将来のための貯蓄のために、電気料金を節約したいと考える人も多いのではないでしょうか。電気料金の節約には省エネの電化製品を使うなど様々な方法がありますが、そのひとつが電力会社の見直しです。2016年4月の法改正で完全な電力自由化となったことをうけて、様々な企業が参入し、時間帯によって電気料金が異なるプランなど業者ごとに様々なプランが用意されています。昼間は仕事でほとんど電気は使わない生活スタイルの人の場合、昼間の電気料金が高く、夜間の電気料金が安いプランを用意している電力会社を利用すれば電気料金の節約につながります。
しかし、より電気料金を節約しようとした場合、蓄電池を導入したり、蓄電池と太陽光発電システムを組み合わせて利用する方法の方がより大きな節約を期待できます。電気を貯めることができる蓄電池があれば、夜間の安い時間帯に充電し、昼間は蓄電池の電力を利用するようにすれば、電気料金を大きな節約が期待できますし、太陽光発電システムで発電し、余剰電力を蓄電池に貯めて使うようにすれば電力の自給自足も考えることができ、電気料金のさらに大きい節約が期待できます。蓄電池と太陽光発電システムの組み合わせに加えて、電力をより効率的に使用するための管理システムなどを利用すれば電力の自給自足も考えることができます。
しかし電気料金を大きく節約することができたとしても、蓄電池、そして太陽光発電システムの導入には数十万円から数百万円の費用がかかってしまいます。地方自治体の補助金などを活用して費用をいくらか軽減することができますが、それでも大きな買い物です。そこで注目したいのが、蓄電池、そして太陽光発電システムが災害に強く、停電時にも電力が確保できるため安心という点です。近年、自然災害によって大きな被害がでており、大規模停電なども発生しています。しかし蓄電池を充電していれば停電になっても蓄電池から電力を供給して電化製品を使うことができますし、太陽光発電システムがあれば電力を作り出すことができるため、長時間の停電にも対応できます。最近は太陽光発電システムと蓄電池を組み合わせて利用する人が多いことから太陽光発電システムで作り出した電力を直接貯めることができ、さらに変換効率のよいパワーコンディショナと一体化したハイブリッド蓄電池なども登場して人気になっています。
コメント